小腸ケア

小腸ケア
しっかりプラークコントロールをしても100%歯周病菌を除去することは不可能です。
口腔内には、歯周病菌が残っていて免疫細胞と戦っています。
そこで大切なのが、歯周病菌に打ち勝つ力強い免疫細胞が必要です
この免疫細胞は、口を通じて体に入ってくるさまざまな病原菌の侵入を防ぐため多くが小腸に待機しています。常にと留まっているわけではなく、体のあちこちをパトロールしています。口腔内に歯周病菌が増えたときは、小腸からリンパ節を経由して歯肉に駆けつけます。歯周病を予防するためには「小腸」の免疫細胞の能力を日ごろから高めておくことが大切です。
そのためには、腸内環境を整えることです。
善玉菌を含む食材(乳酸菌やビフィズス菌)や、善玉菌を増やし活性化させるような食材をバランスよく摂取しましょう。
そして、適度な運動・良質な睡眠を心がけ、冷えを避けて体を温めましょう(入浴など)。
心的ストレスを上手に解消しましょう。

                            

子供の肥満と噛む習慣

子供の肥満と噛む習慣
ここ30年で肥満傾向の子供は2〜3倍に増えていて、内臓脂肪の蓄積によって子供の頃から高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病にいたるケースが増えています。
原因の一つに食事の変化があります。
                
現在の食事は、低カロリーの魚や野菜中心の食事から高カロリーな肉中心の食事に変化していています。さらに堅い食べ物を好まず柔らかい食べ物を好む傾向になっています。

               
あまり噛まないで、5〜10分の早食いになってしまうとまたすぐおなかが減ってしまいます。
よく噛んでゆっくり食事をすることで満腹感が得られ、食べ過ぎを防ぎます。
子供の肥満解消のために取り入れたいことは、規則正しい生活・早寝早起き・外遊びや運動を増やす・そして栄養バランスのとれた食事と、よく噛んで食べる習慣をつけることが大切です。

 

高齢になっても美味しく楽しく食事をするために

高齢になっても美味しく楽しく食事をするために

食事が思うように進まないと栄養状態が低下し体調不良や気分が落ち込むことがあります。
時に低栄養や脱水など思わぬ重篤な状態に陥ることもあります。
症状が軽いうちに食事の形や食べ方の確認や改善が必要です。
チェックポイントの項目に当てはまることがあったら、かかりつけの医師・歯科医師やに相談してみましょう。

                
 

 

咀嚼回数UPで、健康生活

現代の食事の時に噛む回数は、大体600回ほどで、戦前と比べても半分くらいになっています。
カレーやハンバーグ、スパゲチィーなどの食べ物は柔らかく力を入れて噛まなくてもよいものが多く利用されています。
噛む回数が減ると噛む力が弱くなり脳への刺激が足りなくなり集中力や記憶力などの脳の働きに影響します。
また唾液の量が減り唾液の働きが弱くなります。たくさん噛むことは唾液が多く出るようになります。唾液は、消化を助けるものや、抗菌・殺菌作用、骨や歯の発達を促進するホルモンや、唾液中のPHを中性に保つ役割など多くの良い働きがあり、口腔内の清潔を保ち歯周病や虫歯の予防にも関係します。
歯周病や虫歯などで歯を失うと食べ物の消化吸収がうまくいかず全身の健康状態にも関係してくるようになります。
子供のころから噛みごたえのある食材をとるようにしましょう。
硬くはないが何回も噛まないと飲み込めないような噛みごたえのある食材を
普段の料理にちょっとだけ加えたり、食材を少し大きく切ったりしてみてください。

                
 

ロコモティブ・シンドローム

身の回りのことが自分で行え、自立可能な期間を健康寿命と言いますがそれに影響を及ぼす3大疾患として ”メタボリック・シンドローム“ ”認知症“ ”ロコモティブ・シンドローム“が揚げられます。

             
最近よく耳にする、「ロコモティブ・シンドローム」は、骨・関節、脊椎の椎間板・筋肉、靭帯、神経系と結う要素で構成されている運動器の障害により要介護になる可能性が高い状態を言います。
運動器疾患としては、関節疾患、骨折、転倒、頚椎損傷などがあげられ要介護になる原因の大きな割合を占めています。
予防としては、足腰の筋肉強化やバランス力の向上などのトレーニングが挙げられますが、
骨や筋肉など体をつくるもとは毎日の食事です。
タンパク質 炭水化物 脂質 ビタミン ミネラルの5大栄養素をバランスよく摂ることが大事です。
要介護度が上がるにつれ 柔らかいものなら噛める・ほとんど噛めないという方が増えてきます。口腔内の悪化や機能の低下により食事がうまく取れなくなり、体が衰退していくこともあります。
まずは、口から食べ物をとり栄養を補給するために口腔内の環境を整えていくことが大切です。

             

高齢者の口腔内の特徴

高齢者の口腔内の特徴は、歯がないところがあり入れ歯を使用している方が多いことや
かぶせ物などの治療してある歯が多い。
歯ぐきが下がることで、歯の付け根部分の虫歯が増えやすくなります。
唾液の量が減り、歯の表面や歯の間、舌などに付着した汚れや細菌を取り除き自分で清潔に保とうとする力(自浄作用)が低下してくる。

                          
運動障害や麻痺があると口腔機能が十分でなくさらに自浄作用が低下します。
口腔機能の低下や唾液の量が減ることで自浄作用が低下し食べ物が口の中に残りやすくなり細菌が増殖して虫歯や粘膜疾患が増える傾向があります
何らかの病気を持っていてお薬を飲まれている方も多く、お薬の副作用で唾液の量が減り口腔内が乾燥しやすくなることがあります。
口腔内が乾燥しやすい状態になっていると、噛んだり飲み込むことがしにくくなったり、入れ歯があたって痛くなり使用できなくなったりすることがあります。

                   

口腔内の疾患の原因となる細菌を増殖させないために、口腔清掃が大切です。
口腔機能をなるだけ低下させないためのお口の体操や、唾液の量を増やすため唾液線に刺激を与えるマッサージなども自浄作用を高めるのに効果的です。
若いうちから口腔内の清潔を維持し歯をなくさないことや、虫歯をつくらないよう予防することも大切です。

また歯科医院で定期的な健診や口腔内の清掃・メンテナンスを受けましょう。

 

認知症とお口のケア

認知症とお口のケア


加齢とともに全身機能と同じように口腔の機能も衰えてきますが、認知症の方はその傾向が強くなります。
認知症の方は、お口の手入れに関心がなくなったり、歯磨きや義歯の手入れを忘れたりと習慣化していた口腔清掃がおろそかになります。
また、虫歯や義歯の不具合を訴えられない場合があり放置されたままにしていると、食べる意欲が低下して、全身の健康状態にも影響してきます。
                 
周りの方や介護をされる方は、食べ方がおかしいとか、習慣化していた歯磨きを忘れている・義歯の取り扱いが以前と違うなどの変化がある時は、お口の中をチェックしてみてくださいお口の中に問題があるかもしれません。
口腔ケアを行うことで、症状の進行を抑える効果がみられることが報告されています。
虫歯や歯周病の状態が重度の場合、歯ブラシを使用すると痛がられたりすることがあり介助の受け入れを拒否されるようになることもあるので、早期の治療が必要です。

認知症の症状が軽度の場合は問題なく歯科治療ができますが、症状が重度になると治療が次第に困難になってくることがあります。
早めに歯科医院で治療や、定期的な口腔ケアをしてもらうことをお勧めします。

                       

歯が多いほど、また歯がほとんどなくても義歯による機能回復をすることで認知症の発症のリスクが抑制されると示されています。
日ごろからの口腔ケアを心がけましょう。

 

歯・口の健康と食育 〜噛(カ)ミング30〜

歯・口の健康と食育 〜噛(カ)ミング30〜

            

歯科からの食育は、食べ方を通して豊かな人間性を育み、健康な生活を送ることを目指すものです。
いつまでも美味しく健康に食べ続けるためには、よく噛んで味わって食べることが大切です。

              

そこで、ひと口30回以上噛むことを意識しゆっくり味わって食事を楽しむ・・・それが「噛ミング30」です。


「噛ミング30」の実践に欠かせないこと

? 「規則正しい生活習慣」・・・おなかがすいた状態で食事を迎えましょう。
? 「体に合ったテーブル・イスなどの設備やスプーン・箸などの食具」
    ・・・正しい姿勢で食事をしましょう。
? 「健康な歯と口(安定した入れ歯)」・・・よく噛んで食べるためには欠かせません。
                                定期的な検診・治療を受けましょう

            

 

うま味

うま味
2002年に舌の味雷の感覚細胞にグルタミン酸受容体が発見され、うま味も味覚の1つの要素であることが認識されるようになり最近では、甘味・酸味・塩味・苦味とうま味の5つが基本味と言われています。
そのうま味が、ドライマウスや味覚障害の治療として注目されています。
舌のうま味を感じる受容体が成分を感知すると、保湿に効果的な粘りけがある唾液が分泌されます。
うま味は他の甘味や酸味なども味に比べると、唾液の分泌は長く続き、症状を和らげことができるそうです。 

 

【うま味の種類】
グルタミン酸・・・昆布、野菜類、しょう油やみそ・チーズなどの発酵食品など
イノシン酸・・・・かつお節、肉など
グアニル酸・・・・きのこ類

 

【ドライマウス対策のとして飲む昆布茶】
昆布茶・・0.7グラム(付属のスプーン3分の1程度) お湯・・・150CC 塩分を抑えるため薄めに作る
1日2〜3杯飲むのがおすすめ
*甲状腺の病気のある方は、主治医に相談ください。

                                                                                         (東北大学大学院 歯学部口腔診断科)


うま味を感じる受容体は舌だけではなく、胃や腸などでも発見されていて、消化活動を促進し、そのことにより唾液の分泌量が増加するなど、口腔機能の改善も注目されています。
最近では、肥満抑制効果の可能性も見つかっています。

 

よく噛んで、うま味を感じられる食生活ができるよう、歯周病や虫歯の予防を心がけましょう。

噛む8大効果

噛む8大効果
しっかり噛むことは、食べ物を体に取り入れるためだけでなく、全身を活性化させるのに大変重要な働きをしています。
そこで、「卑弥呼の歯がいーぜ」という標語がありますので紹介します。
                

◎ 肥満予防
よく噛むと脳の満腹中枢が働いて、満腹を感じます。
よく噛まずに早く食べると、満腹中枢が働く前に食べ過ぎてまい、その結果太ります。
よく噛むことこそダイエットの基本です。
◎ 味覚の発達
よく噛んで味わうことにより、食べ物の本来の味がわかりす。 薄味にしてよく噛んで食材の持ち味を味わってみましょう。
◎ 言葉の発音がはっきり
よく噛むことは、口の周りの筋肉を使いますから筋肉が発達し て発音が良くなります。表情も豊かになります
◎ 脳の発達
よく噛む運動は、脳細胞の動きを活性化します
子供の知育を助け、高齢者は認知症の予防に大変役立ちます。
◎ 歯の病気を予防
よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします。
唾液の働きで再石灰化や細菌感染を防いだりして虫歯や歯周病を防ぎます。
◎ がんを防ぐ
唾液に含まれる酵素には、発がん物質の発がん作用を消す働き があります。
  ひと口30回以上噛みましょうと言いますが、よく噛むことはがんの予防にもなるのです。
◎ 胃・腸の働きを促進する
よく噛むと消化酵素がたくさんで消化を助けます。
食べ物がちゃんと咀嚼されないと、胃腸障害や栄養の偏りの原 因になりがちです。
偏食なく、なんでも食べることが、生活習慣病予防にもいちばんです。
◎ 全身の体力向上と全力投球
よく噛んで物が食べられることで、心身が健康になり体力向上 促進につながります。

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